5月号 ラインナップ
『調査情報デジタル』は60年以上の歴史を刻んだ『調査情報』の休刊にともない、2021年4月よりペーパーレス化に踏み切り、新たなスタートを切りました。メディア論やメディアリテラシー、テレビに関連する論考等を中心に活動を続けております。2022年5月9日配信のラインナップをお知らせいたします。
【フェイクニュースをめぐる、終わらない争い】
フェイクニュースについての議論には「事実は一つで、誰もが同じように認識する」という暗黙の前提がある。しかしこの前提は自明だろうか。メディア・コミュニケーション論を専門とする見城武秀成蹊大学教授の論考。
【メディアリテラシーの有効性と限界】
メディアリテラシーはフェイクニュース対策としてどこまで有効なのか。そもそも偽情報・誤情報対策の目的は何なのか。そこまでさかのぼって考えた時に見えてくるものは。インターネット、メディア効果論を専門とする小笠原盛浩東洋大学教授の論考。
【コロナ禍の若者が抱える深刻な「孤独」】
コロナによって若者の抱える孤独は深刻化し、「死にたい」と訴えるケースも急増している。彼らに必要な支援とは。若者の支援を続けるNPO法人理事長による現場からの報告。
【札幌道警ヤジ排除問題と表現の自由】
安倍首相(当時)にヤジを飛ばした人物が警察官に強引に移動させられた。これを不当として起こされた訴訟。表現の自由をめぐる裁判所の判断は?
【東日本大震災11年、震災報道は始まったばかり】
震災から11年。ともすれば「10年」を一区切りと考えがちだ。しかし復興への道はいまだ険しく、地元放送局の風化に抗う努力は続く。
【「理想の再生エネルギー」地熱の活用を阻むもの(連載企画 SDGsの実践者たち)】
二酸化炭素を排出せず、原料の輸入も不要な地熱発電。しかも日本は世界3位の地熱資源量をもっている。ところが地熱発電の割合は0.3%。いったいなぜなのか。
【データからみえる今日の世相~戦争に対する意識】
日本人の「戦争」に対する意識は21世紀のある時点から大きく変わった。その変化と世代差、男女差を考察する。
【視聴者の声 視聴者を置いてけぼりにしないために】
4月は番組表が大きく変わるが、視聴者に寄り添う姿勢は変わらない。コロナ禍、ウクライナ情勢と不安な日々の続く中、視聴者から届く様々な声。