調査情報デジタル

1958年創刊のTBSの情報誌「調査情報」を引き継いだデジタル版(TBSメディア総研発…

調査情報デジタル

1958年創刊のTBSの情報誌「調査情報」を引き継いだデジタル版(TBSメディア総研発行)で、テレビ、メディア等に関する多彩な論考と情報を掲載。本年6月、原則土曜日午前中に公開の週刊マガジンにリニューアル。同時に完全無料化され、最新記事や過去分もすべて無料でお読みいただけます。

記事一覧

固定された記事

定期購読マガジンの廃刊と完全無料化及び週刊化のお知らせ

 「調査情報デジタル」は2024年5月末日をもって定期購読マガジンを廃刊し、完全無料へ移行しました。6月からは無料で読めるウィークリーマガジンとして、週末ごと(…

人口減少が進む地域での地域づくりとSNS~SNSは地域の「敵」か「味方」か? 

田口 太郎(徳島大学教授) 地域の小さな問題がSNSを通じて炎上 ここのところ、地域に関わる「炎上」が度々起こっている。それは「都市vs田舎」や「若者vs高齢者」な…

視聴者の声~最初は厳しいご意見が多くても・・・

菊 薫子(TBSテレビ カスタマーサクセス部)  この春から「サンデーモーニング」(日曜あさ8時)の司会が代わりました。「サンデーモーニング」の顔と言えば関口宏さ…

コタツ記事は生成AIに滅ぼされ、生成AIにより量産されるだろう

境 治(メディアコンサルタント) 大嫌いなコタツ記事にまみれる日々 私ほど、日々コタツ記事に腹を立てる人間はいないと思う。私はテレビとネットの未来をテーマに毎日…

山梨県知事インタビュー拒否問題の裏側 ~我々が質問削除を断った“当たり前”の理由~

芹沢 年延(テレビ山梨報道部 県政担当キャップ)  1社だけ知事インタビューできなかった報道機関 今年2月、テレビ山梨は長崎幸太郎知事のインタビューを放送するこ…

「ポリコレ」考――「ポリコレ」と「表現の自由」との共存は可能か

志田 陽子(武蔵野美術大学教授) はじめに 近年、日本でも「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」という考え方が社会に広まりつつある。これによって表現者の…

きわめて有効なSNS上の誹謗中傷対策とは

森山 史海(NPO「ビリオンビー」理事長) 増え続ける「誹謗中傷」  2005年からボランティアで始めた誹謗中傷対策も今年で19年目になりました。誹謗中傷は今現在も急速に…

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「犯罪加害者家族」という存在

坂野 剛崇(大阪経済大学 人間科学部教授) はじめに まずは想像してほしい。  警察の取調べ、裁判、服役…、想像できるものはいくつかあるだろう。  ではもう一つ想…

文字起こしエディタ「もじこ」最前線 ~ITの荒波に乗り、文字起こしのその先へ導く~

近藤 慎吾(TBSグロウディア 「もじこ」開発担当) “文字起こし地獄”を救う「もじこ」の誕生 番組制作の屋台骨といっても過言ではない「文字起こし」。ニュースやバ…

放送界の先人たち~兼高かおる氏

放送人の会 放送人の会とは 一般社団法人「放送人の会」は、NHK、民放、プロダクションなどの枠を超え、番組制作に携わっている人、携わっていた人、放送メディアおよび…

<シリーズ SDGsの実践者たち> 第32回 「ブルーカーボン」の可能性とは

「調査情報デジタル」編集部 海の二酸化炭素吸収量は、陸上の森よりも多い 地球温暖化は海の環境にも影響を及ぼしている。深刻なのは海水温度の上昇が原因とみられる磯焼…

データからみえる今日の世相~どこまでやる?家の中の整理~

江利川 滋(TBS総合マーケティングラボ)  今年(2024年)のゴールデンウィーク(GW)はいかがお過ごしでしたか。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが変わっ…

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マガジンの購入者だけが読めます。

視聴者の声~4月ドラマをめぐる声

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4月号 ラインナップ

 『調査情報デジタル』は60年以上の歴史を刻んだ雑誌『調査情報』を承継し、webマガジンとして活動を続けております。毎月、メディア論やメディアリテラシー、テレビや…

能登半島地震で広がった「インプ稼ぎ」とメディアの役割

平 和博(桜美林大学リベラルアーツ学群教授) はじめに 能登半島地震をめぐるソーシャルメディアの情報の混乱では、これまでのフェイクニュース(偽情報・誤情報)拡散…

2023年度下半期ドラマ座談会・後半(1月クール)

影山 貴彦(同志社女子大学教授) 田幸 和歌子(フリーライター) 倉田 陶子(毎日新聞記者) “おっさんのアップデート”が2作品影山 それでは、1月期にいきましょう…

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定期購読マガジンの廃刊と完全無料化及び週刊化のお知らせ

 「調査情報デジタル」は2024年5月末日をもって定期購読マガジンを廃刊し、完全無料へ移行しました。6月からは無料で読めるウィークリーマガジンとして、週末ごと(原則土曜日の午前中)に記事を公開・配信します。また、バックナンバーも従来通り無料でお読みいただけます。  リニューアル後も引き続き「調査情報デジタル」にご期待ください。 【バックナンバー記事まとめ】 はこちらから】この記事に関するご意見等は下記にお寄せ下さい。 chousa@tbs-mri.co.jp

人口減少が進む地域での地域づくりとSNS~SNSは地域の「敵」か「味方」か? 

田口 太郎(徳島大学教授) 地域の小さな問題がSNSを通じて炎上 ここのところ、地域に関わる「炎上」が度々起こっている。それは「都市vs田舎」や「若者vs高齢者」などわかりやすい対立軸のあるトラブルなどがSNSに投稿され、投稿者の想像を超えて広く拡散、それを更にメディアが取り上げ、論点を強張することで対立が更に鮮明化されていく、という具合である。  それによって地域社会に対して不特定多数から様々なバッシングが始まり、地域は疲弊し、投稿者自身がその勢いに戸惑うことも多い。そ

視聴者の声~最初は厳しいご意見が多くても・・・

菊 薫子(TBSテレビ カスタマーサクセス部)  この春から「サンデーモーニング」(日曜あさ8時)の司会が代わりました。「サンデーモーニング」の顔と言えば関口宏さんでした。1987年から実に37年間メインキャスターを務め続けましたが、2023年度でその役目を果たし終え、新しい番組の顔となったのが膳場貴子さんです。  膳場さんは8年間務めた土曜夕方の「報道特集」から日曜朝枠へのお引越しです。  “番組の顔”が80代男性から40代女性に。この大きな変化に対して視聴者からどの

コタツ記事は生成AIに滅ぼされ、生成AIにより量産されるだろう

境 治(メディアコンサルタント) 大嫌いなコタツ記事にまみれる日々 私ほど、日々コタツ記事に腹を立てる人間はいないと思う。私はテレビとネットの未来をテーマに毎日記事を書いている。テレビ番組についても、データを集めて分析し論考記事を書いて公開する。丸一日を費やしたり、それでも終わらず書き終えるのが深夜になることもある。そうやって老骨に鞭打って書いた記事が誰にも読まれず不発に終わりがっかりしていると、ニュースサイトでトップに載っているのがコタツ記事だったりする。  番組の中

山梨県知事インタビュー拒否問題の裏側 ~我々が質問削除を断った“当たり前”の理由~

芹沢 年延(テレビ山梨報道部 県政担当キャップ)  1社だけ知事インタビューできなかった報道機関 今年2月、テレビ山梨は長崎幸太郎知事のインタビューを放送することができなかった。その背景については山梨県内だけでなく全国ニュースでも取り上げられた。「不記載に関する質問をしないでもらいたいとの県側の要請を断った結果、1社だけインタビューを行えなかった報道機関」。それは我々の事だ。  この問題の1か月前、県の広聴広報課から「2月17日に就任6年となる長崎幸太郎知事のインタビュー

「ポリコレ」考――「ポリコレ」と「表現の自由」との共存は可能か

志田 陽子(武蔵野美術大学教授) はじめに 近年、日本でも「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」という考え方が社会に広まりつつある。これによって表現者の間に萎縮ムードが広がっているとの指摘もある。とくに「ポリコレ」という略語を使う場合には、「表現の自由」にとって厄介なあら探し現象、というイメージで語られやすい。  しかしこの「ポリコレ」をそのイメージでのみとらえるのは一面的にすぎる。そこで「ポリコレ」がもつ本来の意義と、これが行き過ぎた局面とに分けて考察してみたい

きわめて有効なSNS上の誹謗中傷対策とは

森山 史海(NPO「ビリオンビー」理事長) 増え続ける「誹謗中傷」  2005年からボランティアで始めた誹謗中傷対策も今年で19年目になりました。誹謗中傷は今現在も急速に増え続け、解決が非常に困難な社会問題となっています。  わたしは誹謗中傷が原因で、学校や会社に行けなくなってしまった人、経営困難になりお店や会社がなくなってしまった人、住むところや食べるものさえなくなってしまった人、悲しいことに命を落としてしまった人を大勢みてきました。  さらには誹謗中傷された人だけで

「犯罪加害者家族」という存在

坂野 剛崇(大阪経済大学 人間科学部教授) はじめに まずは想像してほしい。  警察の取調べ、裁判、服役…、想像できるものはいくつかあるだろう。  ではもう一つ想像してほしい。  思い浮かぶのは、犯罪をした身内の事件のテレビニュース、あるいは、新聞記事だろうか。それとも被害弁済のことだろうか。  令和5年版犯罪白書(法務総合研究所、2024)によれば、2022年に窃盗や傷害、殺人等の刑法犯で検挙された人は約17万人である。なかには天涯孤独という人もいるかもしれないが

文字起こしエディタ「もじこ」最前線 ~ITの荒波に乗り、文字起こしのその先へ導く~

近藤 慎吾(TBSグロウディア 「もじこ」開発担当) “文字起こし地獄”を救う「もじこ」の誕生 番組制作の屋台骨といっても過言ではない「文字起こし」。ニュースやバラエティー、情報番組等、放送コンテンツを構成編集する前段階では、取材した動画や音声を一言一句、文字に起こしています。その作業量は膨大で、業務の中でも非常に多くの時間が費やされています。「もじこ」は、そんなテレビ・ラジオ放送局ならではの、“文字起こし地獄”と呼ばれた過酷な作業の軽減を目的に開発した「文字起こしエディタ

放送界の先人たち~兼高かおる氏

放送人の会 放送人の会とは 一般社団法人「放送人の会」は、NHK、民放、プロダクションなどの枠を超え、番組制作に携わっている人、携わっていた人、放送メディアおよび放送文化に関心をもつ人々が、個人として参加している団体です。  「放送人の会」では、「放送人の証言」として先達のインタビューを映像として収録しており、デジタルアーカイブプロジェクトとしての企画を進めています。既にYouTubeに30人の証言をパイロット版としてアップしております。  今回「調査情報デジタル」でも

<シリーズ SDGsの実践者たち> 第32回 「ブルーカーボン」の可能性とは

「調査情報デジタル」編集部 海の二酸化炭素吸収量は、陸上の森よりも多い 地球温暖化は海の環境にも影響を及ぼしている。深刻なのは海水温度の上昇が原因とみられる磯焼けだ。特に、九州各地の沿岸部では海藻が消え、珊瑚礁だらけになっている場所が少なくない。藻場が失われたことにより沿岸で魚介が育たず、漁獲量も上がらない。漁獲量が少ないと大手の流通経路に乗ることが出来ず、買い叩かれてしまう。この負の連鎖によって、漁業権で守られているはずの漁師の平均収入は200万円台にまで落ち込んでいる。

データからみえる今日の世相~どこまでやる?家の中の整理~

江利川 滋(TBS総合マーケティングラボ)  今年(2024年)のゴールデンウィーク(GW)はいかがお過ごしでしたか。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが変わったのが、昨年のGW終わりの5月8日。それから1年経ち、ようやくコロナ以前のGWが戻ってきた感じもあります。  せっかくの大型連休は、ふだんできないことをするチャンス。旅行やレジャーはもちろんですが、部屋の片付けに着手した人も多いのでは?  かく言う我が家も、大型家具の買い換えに不要なオーディオ機器の処分、さ

視聴者の声~4月ドラマをめぐる声

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4月号 ラインナップ

 『調査情報デジタル』は60年以上の歴史を刻んだ雑誌『調査情報』を承継し、webマガジンとして活動を続けております。毎月、メディア論やメディアリテラシー、テレビや社会に関連する論考等を中心に記事を公開しております。2024年4月1日配信のラインナップをお知らせいたします。 【能登半島地震で広がった「インプ稼ぎ」とメディアの役割】 能登半島地震でも広がったSNS上のフェイクニュース。しかしこれまでのフェイクの拡散とは異なる特徴があった。キーワードは「インプ稼ぎ」そして「悲劇の

能登半島地震で広がった「インプ稼ぎ」とメディアの役割

平 和博(桜美林大学リベラルアーツ学群教授) はじめに 能登半島地震をめぐるソーシャルメディアの情報の混乱では、これまでのフェイクニュース(偽情報・誤情報)拡散とは異なる特徴があった。収益目的と見られる、コピー投稿が押し寄せたことだ。「インプ稼ぎ」と呼ばれ、ソーシャルメディアの新たな問題になっている。情報空間の汚染を食い止めるには、ソーシャルメディアの対策強化に加えて、メディアの後押しも必要だ。 フェイクニュースをコピーし拡散 2024年元日の午後6時19分、能登半島地震

2023年度下半期ドラマ座談会・後半(1月クール)

影山 貴彦(同志社女子大学教授) 田幸 和歌子(フリーライター) 倉田 陶子(毎日新聞記者) “おっさんのアップデート”が2作品影山 それでは、1月期にいきましょう。 田幸 1月期でどうしても語らなきゃいけないのが「不適切にもほどがある!」(TBS)と「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(東海テレビ)の2本の“おっさんのアップデート”だと思います。  中でも「おっさんのパンツ」は、LGBTQ当事者の方々も割とご覧になっていて、自分自身の経験と重ねて見ていて、