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視聴者の声~終了した“夏ドラマ”に多くの惜しむ声~

【この夏に放送された連続ドラマが9月で終わり、惜しむ声をたくさん頂戴しました。中には続編を希望する声も】

 浜崎 由佳(TBSテレビ カスタマーサクセス室長)

 夏の連続ドラマが9月で最終回を迎え、秋のドラマが始まりました。終了したドラマには、それぞれに初回から様々なご意見をたくさんいただきました。ありがとうございました。

 金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』には、”原作を読んでいるのに毎週ハラハラした“”櫻井さん演じる清家一郎の真意を読み取りたくて、抜けられなくなりました“など、ミステリー要素に惹きつけられた方の声が寄せられていました。

 “原作へのリスペクトがあり、本筋を見失わない中で、オリジナルの膨らませと収束が素晴らしかった。世相と相まってメッセージ性がより伝わってきました。”(40代女性)

 日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』は、6年越しの待望の続編。二宮和也さんの一人二役が話題となりました。

 一作目を見て、楽しみにしてくださった方も多く、始まった当初は “渡海先生がいなくて寂しい”なぜいないのですか?“など、戸惑いのご意見もいただきましたが、後半回を重ねるにつれ「天城先生ファン」が増えたようで、“見ていくうちに天城先生が大好きになりました”(30代女性)といった声が届いていました。

“最初は渡海先生のいないドラマに物足りなさも感じていましたが、次第に天城先生の孤独に切なさを感じていきました。早めの続編をお願いします。”(50代 回答しない)

“最終話は悲しかったけれど、体が震えました。ラストシーンが目に焼き付いています。こんなに感動するドラマは久しぶりです。”(60代女性)

 また、グッズ販売や、地方開催のキャラバンなど、イベントを望む声もあり、中にはこんなご要望も。

“クラシックの名曲が使われていたので、是非フルオーケストラで映像と共に楽しめる「ブラックペアン コンサート」の開催をお願いいたします。”(50代女性)

 そして、今期非常に多くのご意見をいただいた火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』。幅広い世代の女性から支持を得ていて、“癒やしの時間です”“どっぷりはまりました”といった声が毎週届いていました。

 最終回を迎えてからは、“主人公たちのこの先を見守り続けたい”“年末年始に再放送とスペシャルを!”と、続編の要望が多数寄せられました。

“共感できる部分がすごくあって、毎週一緒に泣いたり笑ったりしました。いろいろな家族の形があること、それを押し付け合わない令和の家族のあり方をユーモラスに描いていたのがよかったです。”(30代女性)

 火ドラとあって、恋愛の要素への期待もあったようで、「原作にあったキスシーンがなくて残念」「もう少しキュンとしたかった…」と、”ラブが足りない“というご意見がちらほらと。一方で、「恋愛ドロドロが苦手なのでイマドキな家族愛がよかった」「小学生の子供とも安心して見られた」など、それがよかった!という支持の声が非常に多く寄せられました。

“よくあるラブコメと思っていたら、回を重ねるにつれ予想のはるか斜め上を行く展開に圧倒されるばかりでした。ラブというラブが後半の手つなぎシーンに集約されていて、究極のラブシーンと思えるほどでした。”(50代女性)

 さて、9月のご指摘で個人的に勉強になったのが、とある番組で取り上げていた秋の花粉症「ブタクサ」の話題でした。“「ブタクサ」と「セイタカアワダチソウ」は似ていて間違いやすいです”というご指摘が数件ありました。

“有料画像サイトなどで検索することが多いと思いますが、そうしたサイトでも「ブタクサ」と「セイタカアワダチソウ」がごちゃまぜになっていることがあります。生物関係は、図鑑などで確認するのがよいと思います。”(30代 その他)

 番組をいつも見ています、という方から、メールでいただいた期待を込めたご指摘でした。「ブタクサ」と「セイタカアワダチソウ」、本当に似ています。筆者はてっきり同じものかと思っていました…。

 放送は多くの人に情報を届けます。確認すること、自分の知識を疑ってみることは本当に大切だと改めて認識しました。

<執筆者略歴>
浜崎 由佳(はまざき・ゆか)
1995年TBS入社。
ラジオ局、報道局、事業局などを経て、編成考査局。現在カスタマーサクセス室長

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