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定期購読マガジン「調査情報デジタル」

TBSが1958年に創刊した情報誌「調査情報」が、デジタル版の定期購読マガジンとしてリニューアル。テレビ、メディアに関する多彩な論考と情報を掲載。最新号のみ有料(200円)ですが…
メディアのありようが鋭く問われている現代。メディアの果たすべき役割は何か? メディアの現場では何が…
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#九州大学

<シリーズ SDGsの実践者たち> 第32回 「ブルーカーボン」の可能性とは

「調査情報デジタル」編集部 海の二酸化炭素吸収量は、陸上の森よりも多い 地球温暖化は海の環境にも影響を及ぼしている。深刻なのは海水温度の上昇が原因とみられる磯焼けだ。特に、九州各地の沿岸部では海藻が消え、珊瑚礁だらけになっている場所が少なくない。藻場が失われたことにより沿岸で魚介が育たず、漁獲量も上がらない。漁獲量が少ないと大手の流通経路に乗ることが出来ず、買い叩かれてしまう。この負の連鎖によって、漁業権で守られているはずの漁師の平均収入は200万円台にまで落ち込んでいる。