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視聴者の声~「お笑いの日」「秋の新ドラマ」など

【8時間の生放送だった「お笑いの日」への様々な反響。一方、旅行支援やマイナンバーカードについては戸惑いの声も】

村田典子(TBSテレビ視聴者サービス部)

 10月8日、8時間に渡って生放送された「お笑いの日」。年々高まる「キングオブコント」への注目度などもあり、すっかり秋の目玉特番として定着した感がある。

 「今年の『キングオブコント』はレベルが高くてとても面白く、ファイナルに残った3チームは本当に素晴らしかった」「夕方なのに『あらびき団』全開でめちゃくちゃ楽しかったです」「このお祭り感がテレビですね、あっぱれ! 『プラスワン』でランジャタイと組んだゴイゴイスースス―のダイアン・津田篤宏さんにMVPを差し上げたいです」。

 「プラスワン」はコンビ芸人が組みたい芸人一人を指名してスペシャルユニットを結成し、その日限りのネタを披露するという企画で「キングオブコント」以外にも十分楽しんで頂けたことが分かる。ネットでも話題になったあのフレーズ、しばし例の音楽と共に耳から離れなかったのでは?

 10月期の新ドラマも続々スタート。「『日曜劇場アトムの童』に、放送が始まって2分で引き込まれた。脚本がしっかりしていて美術の職人技もすごい。1シーン1シーンにこだわりが感じられ、リアルタイムで見たいと思えるドラマでした」

 「金曜ドラマの『クロサギ』、出演者の皆さんの演技、演出、音楽、全てが良かった」「子どもが見ていたので何となく『君の花になる』を一緒に見ていたら、出演者の皆さんの一所懸命さや葛藤が伝わってきて感動、自然と泣けてきました。今後の展開も楽しみです」それぞれ初回から好評のご意見を頂いた。

 コロナに関するご意見は減少。そんななか「屋外での中継では出演者のマスクは外してもらいたいです」という声が複数寄せられた。

 一方で、旅行支援の割引や、マイナンバーカードについてのご意見が増え、関心の高さがうかがえる。「旅行支援の仕組みが分かりにくい」「場所やケースによって割引が思うように受けられない」、マイナンバーカードに関しては「マイナス面もしっかり取り上げて欲しい」「セキュリティ面は大丈夫なのか?」等のご意見が散見された。

 食欲の秋、人気のグルメ番組にはこんなご意見も。「番組で取り上げる商品を事前に告知していただけると嬉しいです。テレビを見ながら出演者と一緒に今食べたいな~と思うからです。事前にこの商品が番組に出るとわかっていれば、買っておいて家で一緒に楽しめます」

 確かに、テレビを見ながら出演者たちと一緒に同じものが試食出来たら、臨場感もあるし自分の感想をTwitterですぐに皆にシェアもできる。テレビを前に一斉に一緒に同じものを食す。さながらコロナ禍のリモート飲み会や食事会のように。これは新しいテレビの楽しみ方になるかもしれないとちょっとワクワクするご意見だった。

 SNSなどを見ていると賞レース「キングオブコント」は誰が勝ち上がっていくのかを視聴者それぞれがリアルタイムで予想しながら真剣に見て下さったのがよくわかる。“推し”のコンビを応援するため、友人たちと集まり、食べたり飲んだりしながら視聴、或いは遠く離れた友人たちとSNS上で、“絶対このコンビの優勝だわ”“いやいやオチにいく間が微妙すぎ”と評論バトル…そんなイベントのように楽しむ場面の中心にテレビがあったのは嬉しい限りだ。

 嬉しいと言えば秋と春の風物詩「オールスター感謝祭」にも「この番組は家族一緒に見ています」という声が届く。
 
 スタジオに会したアイドルやお笑い芸人、豪華な俳優陣と、テレビの前の”全国の家族”が、生放送で同じクイズを同時に体験するこの番組は、ある意味とてもテレビらしい番組ともいえる。
 
 「アンサーチェック!正解はこちら!」の掛け声とともに、「やった!正解」「わ、はずれた~」とリビングで一喜一憂して盛り上がる。「感謝祭」が家族そろって一緒に楽しめる貴重な機会となるなら、喜ばしい。
 
 だからであろう「最近、ゲームのコーナーが増えているが、もっとクイズ自体を増やしてほしい」というご意見も届く。感謝祭のクイズは我が家の春と秋の楽しみ、その時間を減らさないでというのはとてもシンプルで率直なご意見だ。今日も視聴者の皆さんの貴重な声を現場に繋いでいく。

<執筆者略歴>
村田典子(むらた・のりこ)
1965年生、1989年TBS入社、
ラジオニュース、ラジオ制作、情報番組プロデューサー、宣伝部長などを経て
現在、視聴者サービス部長

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