菊 薫子(TBSテレビ カスタマーサクセス部)
毎年8月に入ると、終戦記念日に関連したご意見が目立つようになります。
どのご意見も、テレビというメディアが持つ責任とは何かを示唆しているように感じます。
TBSでは毎年8月に終戦特番を放送しています。今年も「つなぐ、つながるSP 戦争と子どもたち 2023⇒1945」というタイトルで、戦争に巻き込まれた子どもたちを取材しました。いまだ戦時下にあるウクライナの子どもたちと1945年終戦時の子どもたちをパラレルで描写しました。
20代、30代という若い世代から感想が届きました。
映像の持つ伝える力の強さ。若い世代に問題意識を継承していく、改めてテレビの役割を感じたご意見でした。
TBSにとって夏の風物詩のひとつになっている「世界陸上」、今回はハンガリー・ブダペストが舞台。『世界陸上ブダペスト』8月19日(土)から27日(日)まで、連日ライブ中継でお伝えしました。
これは電話で寄せられたご意見です。視聴者センターにはメールと電話でご意見が届きますが、最近はメールでのご意見が増えてきています。メールの方が気軽に送れるのと最近は電話が苦手な人が特に若い世代に増えているとか。そんな中、電話で生の声を届けてくださる方は男性を中心とした中高年世代が多いです。
電話を受けたオペレーターがお客様のお話をテキストにしてデータ化するわけですが、テキストデータからでも電話口のお客様の興奮した声色が伝わってきそうです。
長きに亘ってキャスターを務めた織田裕二さん、中井美穂さんに代わり、今大会から石井大裕アナウンサー、江藤愛アナウンサーが総合司会に。「“世陸”と言えば織田さんと中井さん」というイメージが強いお二人、懐かしがる声も少なくはありません。そんな新しい総合司会の両アナウンサーにもお褒めの言葉が届き安堵しています。
とは言え、スポーツ中継の主人公は何と言っても選手たち、競技映像です。
などなど、熱心なお客様から様々な要望も、メールで電話で連日届きました。
視聴者センターのオペレーター陣にとっても、熱い熱い「世界陸上」の夏となりました。
視聴者の皆様からの貴重な声はすべて、厳しいご意見も含めスポーツ局と共有しました。このあと9月23日に中国杭州で開幕する「アジア大会」、その番組制作に引き継がれることでしょう。
「世界陸上ブダペスト」から「アジア大会中国・杭州」へ。
スポーツを愛するお客様の熱いご意見をオペレーター一同引き続きお待ちしております。
この記事に関するご意見等は下記にお寄せ下さい。
chousa@tbs-mri.co.jp