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汚染されたニュース生態系におけるメディア・リテラシーの危険性

汚染されたニュース生態系におけるメディア・リテラシーの危険性

【コロナ禍の中、「確からしい」情報が共有されない状況下では従来のメディア・リテラシーが逆効果になる危険性があり、インターネットにおけるニュースの生態系を見直す必要がある。】 藤代裕之(法政大学教授・ジャーナリスト)  新型コロナウイルス感染症が国内に拡大し、感染対策やワクチンなどに関して確定的な情報が失われて1年以上が過ぎた。このような「確からしい」情報が共有されない状況では従来のメディア・リテラシーが逆効果になり、フェイクニュースや陰謀論に囚われる危険性がある。社会の混

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コロナ禍のバラエティ~「せっかくグルメ」の場合

コロナ禍のバラエティ~「せっかくグルメ」の場合

【街をぶらぶら歩き、地元の人とふれあい、おいしいものを食べる。そんな人気番組はコロナ禍でどう戦い、視聴者に楽しみを届け続けたか。】 石黒光典(TBSテレビ プロデューサー) 放送スタート直後に緊急事態宣言 「バナナマンのせっかくグルメ!!」は、バナナマンの日村さんやゲストの方々が日本全国を練り歩き、地元の人に聞き込みしてオススメの地元グルメを探し出す、行き当たりばったりのグルメ旅バラエティです。  2020年4月5日の日曜日、ゴールデンレギュラーの初回が放送され、視聴率も

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バラエティ(番組)とは何か

バラエティ(番組)とは何か

【バラエティ番組って何だろう?「オレたちひょうきん族」「ぴったしカン☆カン」「欽ドン!」など数多くのヒット作を手掛けた筆者による考察】 高橋秀樹(放送作家・発達障害研究者・ Webメディア「メディアゴン」主筆) 「バラエティ」を日本語にすると・・・ (文中敬称略)放送作家に転身してまもなくの昭和53年(1978)頃、第1世代に属する大先輩の作家、奥山侊伸に「バラエティって日本語にすると何でしょうか」と、尋ねた事がある。奥山は言下にこう答えた「歌舞音曲だね」。つまり、歌と踊

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コロナ禍の情報発信~福島から伝えたいこと

コロナ禍の情報発信~福島から伝えたいこと

【<放射能>と<コロナウイルス>。ともに目には見えないものと闘っている福島。さらにもう一つの「見えない敵」との闘いも始まっている。その「記憶」を「記録」し、発信し続ける地元メディアの使命】 今野貴哉(テレビユー福島 報道部長) 感染対策の徹底 “伝えるべき現状・課題をしっかりと放送できているのだろうか”。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、このように自分たちに問いかけながら、そして感染リスクと向き合いながら報道の現場で取材を続けている。  去年4月、社内の感染症対策の一

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データからみえる今日の世相

データからみえる今日の世相

【バブル経験世代はやっぱり〇〇が好き⁉テレビ局の膨大なデータと『コーホート分析』から見えてくる時代の移り変わり】 江利川 滋(TBS総合マーケティングラボ)  1970年代から毎年続いている「TBS総合嗜好調査」。その中の「好きなごはんもの・めん類・パンなど」のデータで、前々回は東西の上位ランキングを比較し、前回は40年以上にわたるトレンド変化を追いかけました。 「そりゃ時代が変わればトレンドも変わるよね」とお思いなら、ちょっと待った。トレンド変化の要因は時代だけじゃない

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視聴者の声

視聴者の声

【ワクチンに対する不安の声がテレビ局にも押し寄せる。長引くコロナ禍が視聴者にもたらしているものは】 鈴木宏友(TBSテレビ視聴者サービス部)

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